2001年 12/6〜12/15 ギャラリーイセヨシ
「仮に、一生の長さを美空ひばりの歌一曲分として。」
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Misato Oka movie 3min



 作品のながれ

1. 闇の中で、若い女性が美空ひばりの名曲「柔」を口ずさんでいます。

2. 歌の一番を歌い終えるあたりから、女性はフェイドアウトしてゆき
  代わりに中年の女性が画面に現れます。そして2番を歌い始めます。
 ( 中年の女性は若い女性に面影が似ているので親子かな?と思います。)

3. 歌が3番になると、今度は中年の女性がすこしずつ年老いた女性へ
  モーフィングして、完全に老婆の姿になったとき3番が始まります。

4. 老婆が3番を歌い終えると、画面は闇に包まれます。

5. まる一曲完了すると、若い女性が老婆の姿になりました。

6. なお、一番は若い女性がひとりで歌っていますが、2番3番となる
  ごとに、中年女性、老婆の声が重なっていくため歌の3番は、3人の合唱となります。

7. すべてメロディー無しの、アカペラです。

8. 3人は血の繋がった親子3代です。

 motive

広い世界を狭くしようと思ったら、ひたすら世界を歩き巡ってたくさんのことを知る、というごくシンプルな方法があります。
そうすれば混乱しながらも世界はその個人にとって確実に狭くなっていく。これは一言で「広さ」の話しですが、私は「長さ」の方に興味がありした。特に時間の長さ。

この展覧会「仮に、一生の長さを美空ひばりの歌一曲分として。」では、そんな時間の長さを、何かに例えたり比較してみようという試みです。
自分の一生涯は、生きている内にそこから取り出すことが不可能ですが、「歌」というとかく時代に惑わされ易い命へ重ねることで、一生の長さ、ひいては価値のよなものを感じて貰えたら嬉しいと思います。
そして、歌に「柔」を選んだのは、このたくましい歌詞の中に人生の長さばかりか幅までも感じてしまったからです。 (2002.12.1)


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